前付けどこから読むか
全部読む必要はありません。目的別に、読む順番を5つ用意しました。
本書は、全15章と付録6本でできています。全部読む必要はありません。目的に合わせて、次のどれかから入ってください。
最初に読む ── 初めて読む人へ
| 順 | 読むもの | なぜ |
|---|---|---|
| 1 | はじめに | 何を解く本か、誰に向けて書かれたか |
| 2 | 1章 なぜ今このメソッドか | 何が問題なのか。失敗の実例2本 |
| 3 | 3章 育て方サイクル総論 | 全体の地図 |
| 4 | 付録 サイクルを1本通す | 1件の記述が1周する姿を、最後まで追う。この付録だけで読める |
| 5 | 14章「どこから始めるか」 | 明日から何をするか |
ここまでで、本書が何を言っているかはつかめます。
成果物とADRを書く ── 要件定義・外部設計を担うSE
4章(叩き台を書く)→ 5章(議論して、決めたことと決まらなかったことを残す)→ 6章(ADRを書く)→ 7章(ADRの束を守る)。書いたものにどんな検査がかかるかは、8章・10章で見られます。
検査を回す ── 検査を運用する人
8章(シナリオを歩かせる)→ 9章(レンズと歯止め)→ 10章(【確かめる】)→ 14章(導入と発展)。
歯止め(何を問わないか)も、あわせて読んでください。歯止めがないと、指摘がきりなく増えます。
ADRの運用を設計する ── PL・アーキテクト
7章(ADRの束を守る)→ 14章(導入と発展)→ 15章(ADR運用の重さ)。補いに、6章(ADRの形式と制約節)と11章(変更が来たときの動き)。
重さの章も、あわせて読んでください。仕組みだけを入れて、どこに重さが出るかを知らずに始めると、続かなくなります。
経営・発注者に説明する
1章(何が問題か)→ 2章(目指す状態と、増える作業・減る作業)→ 12章(上流で育てた仕様が、テストでどう回収されるか)。付録 サイクルを1本通すを添えると伝わります。
読む前に射程を確かめたいなら本書が解くもの、解かないものを、まだ閉じていないことと目盛りが無いことは本書の現在地を見てください。