ロジック分岐処理の定義方法
IM-LogicDesignerのロジックフロー定義画面で分岐タスクを使うと、条件分岐の処理を組むことができます。ここでは分岐処理について、レビューやデバッグをしやすくする観点で望ましい定義方法の一例を事例をもとに紹介します。
ラベルに明確な分岐条件を記載する
事例
良い例
悪い例
説明
良い例はラベルが分岐条件を明確に示しています。一方で、悪い例は分岐タスクの条件式を見ないと、入力と分岐の流れを正しく理解できません。
次のようなルールで定義すると改善できます。
- ラベルの記載は「~判定」「~分岐」など、分岐条件があいまいに読み取れる表現にしない
- ラベルで明記した条件がTRUEのときに、左側(
then
)を通る表現にする - 日付や数値などの大小比較の際には、以上・以下・未満・超などの表現を利用せずに、等号・不等号などの比較記号を利用する
- 複雑な条件、ラベルに書ききれない条件、一見わかりにくい条件などは、
基本
カテゴリ内のコメント
機能を利用する
分岐後のロジックを将来の変更を見越した定義にする
事例
説明
分岐後のロジックについて共通部分があれば、事例にあるマスタデータSELECT
タスク(オレンジ色枠部分)のように分岐を合流するように組むことができます。
ただし、将来の変更が見込まれる場合、以下のような定義方法のほうが望ましいことがあります。紫色枠の処理が変更になる場合、紫色枠内のみに影響範囲を限定できるためです。
分岐後のロジックのうち、同様のタスクは定義位置を揃える
分岐後のロジックで複数のタスクを定義する場合、同じタスクの縦位置を揃えると全体像を視認しやすくなります。