ユースケース入門 - はじめに -

ユースケース入門では、intra-martに初めて触れる若手エンジニアが、intra-martの機能の使い方を覚えながら、それらを組み合わせてオリジナルのアプリケーションを新規作成するまでの一連の流れを紹介します。e-learningやチュートリアルガイドで学んだ知識を活かそうとしても、ローコード開発ツールに慣れるまでは、いくつかの壁にぶつかることがあるかもしれません。今回は、簡単なアプリケーションの作成を通して、つまずきやすいポイントを確認しながら、若手エンジニアが一つひとつ壁を乗り越えていくストーリーを見ていきましょう。

登場人物


佐藤 健太 さん

中途採用で入社し、情報システム部門に配属された若手エンジニアです。5年ほどのシステム開発経験がありますが、intra-martの使用経験はゼロです。

高橋 美咲 さん

入社8年目を迎え、情報システム部門でチームリーダーを務めるエンジニアです。intra-martの深い知識と実績もあり、社内ではローコード開発のリーダー的存在として信頼されています。

アプリケーション作成の背景

中途入社した若手エンジニアの佐藤さんは、リーダーの高橋さんから来期よりintra-martを活用したローコード開発プロジェクトに参加するように指示されました。佐藤さんは、ローコード開発ツールに関する知識を深めるため、e-learningやチュートリアルガイドを活用して学習を進めてきました。学習に使用したリソースは以下のとおりです。

  • e-learning
  • ドキュメント

これらの学習リソースをもとに、佐藤さんは実際にアプリケーションを作成してみることにしました。テンプレートからタスクボード機能を備えたアプリケーションを作成することで、実践的なプロジェクト管理に活用できるものを目指すことにしました。

アプリケーション作成のポイント

プロジェクト用タスクボードアプリの作成では、intra-martのローコード開発における以下のポイントを確認できます。

  • Accel Studioを使って、2つのテンプレート機能を活用する
  • IM-Repositoryで作成したエンティティを変数やロジックの入出力値として利用する
  • IM-BloomMakerでアクション設定の一部を変更する
  • IM-LogicDesignerで処理の一部を変更する

一からアプリケーションを新規作成するのも良いですが、テンプレートをもとにカスタマイズすることで、各機能をどのように設定すればよいのかを確認できるため、ローコード開発のコツを掴みやすくなります。

アプリケーション作成の流れ

ユースケース入門では、若手エンジニアの佐藤さんがタスクボードアプリの作成に取り組むプロセスを3部構成で紹介しています。それぞれのステップを順に読むことも、気になる部分から読むことも可能です。

企画編

佐藤さんがタスクボードアプリの仕様やintra-martの機能を洗い出すところかからスタートします。テンプレートの選定の過程やアプリケーションの作成準備について注目します。

STEP
1

開発編

準備が一通り終わった後、実際にテンプレートを活用して開発を進めていきます。ドキュメントを検索したり、リーダーの高橋さんからのアドバイスを受けたりしながら、開発を進めていく過程を追います。

STEP
2

成果編

完成したタスクボードアプリをリーダーの高橋さんにテストしてもらい、フィードバックをもとに修正します。最終的に実プロジェクトで使用するための公開や次回改善に向けた準備を紹介します。

STEP
3

佐藤さんが試行錯誤しながらアプリケーションの作成に挑む様子を一緒に見ていきましょう。