アプリケーションのデバッグについて知りたい
この記事では、開発中のアプリケーションのデバッグ方法について紹介します。
デバッグは、アプリケーションの開発の重要なプロセスの1つです。プログラムが期待通りに動作しない場合、その不具合の原因を早めに特定し、修正することが求められます。ここでは、Accel Studioでのログの確認と各ローコード開発ツールのデバッグ機能について学んでいきましょう。
Accel Studioで始めるデバッグ
Accel Studioではローコード資材を一元管理するため、Accel Studioに紐づくリソースのログ情報をまとめて閲覧できます。
ログ情報
Accel Studioのログ管理機能では、システムログとリクエストログの情報をデータベースに出力します。
システムログ情報
システムログ情報では、ローコード開発ツールごとに、以下のログ情報を閲覧できます。
- IM-Workflow:「案件終了処理」「到達処理」「ユーザ展開タスク」で発生するログ情報
- IM-LogicDesigner:フロー内で発生するログ情報と「ログ出力タスク」で出力されるログ情報
リクエストログ情報
リクエストログ情報では、ローコード開発ツールごとに、以下のログ情報を閲覧できます。
- IM-BloomMaker:ルーティング定義のREST APIが呼び出された際のログ情報
- IM-LogicDesigner:ルーティング定義のREST APIが呼び出された際のログ情報
エラーが発生した場合は、まず、これらのログ情報を確認し、どこで何が起きているのかを把握します。次に、ローコード開発ツールのデバッグ機能を使用して、ロジックフローや画面アクションなどの問題点を洗い出していきます。
ログ管理機能
ログ管理機能では、Accel Studioに紐づくリソースのログ情報の出力対象や出力設定方法などについて確認できます。ログ情報出力を正常に動作させるためには、サーバの停止待機時間などの設定を確認する必要があります。
ローコード開発ツールのデバッグ機能
IM-LogicDesignerやIM-BloomMakerには、それぞれデバッグを実行するための機能やツールが用意されています。
IM-LogicDesignerのデバッグモード
IM-LogicDesignerで作成したビジネスロジックが正しく実行することを確認します。デバッグは、マッピング設定画面とロジックフロー編集画面からそれぞれ実行できます。
IM-LogicDesignerのデバッグについて知りたい
IM-LogicDesigner内で行うデバッグの詳細について確認できます。
IM-BloomMakerのデバッグツール
IM-BloomMakerで作成したアプリケーション画面が正しく挙動することを確認します。デバッグは、Webブラウザ(Chrome)にデバッグツールをインストールして、Chromeの開発者モードから実施します。
IM-BloomMakerのデバッグについて知りたい
IM-BloomMaker内で行うデバッグの詳細について確認できます。
まとめ
Accel Studioでアプリケーションを管理すると、統合的にエラーの発生箇所を特定できるというメリットがあります。特に、複数人で開発を行う場合は、エラーの特定が早ければ早いほど、開発をスムーズに進めることができます。まずは、Accel Studioのログ管理機能と各ローコード開発ツールのデバッグ機能について、理解を深めておきましょう。
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