他のツールや機能と連携した処理を作りたい
この記事では、他のツールや機能と連携させたロジックフローの作成方法について紹介します。
IM-LogicDesignerでは、エレメントを配置するだけで、intra-mart上にある各ツールや機能とシームレスな連携が簡単に実現できます。他のツールや機能と連携することで、より業務ニーズに合った柔軟性のあるアプリケーションの開発を進めることができます。連携できるツールや機能が豊富にありますので、それぞれの特徴を把握しながら操作方法を確認してみましょう。
連携方法(操作手順)
ロジックフローの作成では、処理に必要な要素を持つエレメントを配置します。エレメントには、「制御要素」と「タスク」という2つの要素が含まれています。intra-mart内のツールや機能と連携できる機能は、タスクに含まれています。
タスクは、「ロジックフロー定義編集」画面の左側にあるパレットから選択します。パレットには、ロジックフローで利用できるエレメントがすべて格納されています。利用したいタスクをフロー編集画面にドラッグ&ドロップするだけで、簡単に連携できます。
エレメントの配置
チュートリアルガイドでは、汎用タスクを例としてエレメントの配置手順を説明しています。intra-mart内のツールや機能と連携できるタスクの場合も、汎用タスクと同じ手順でエレメントを配置できます。
タスクとは?
IM-LogicDesignerのタスクの概要について確認できます。IM-LogicDesignerでは、汎用的なものからintra-mart上の他のツールと連携できるものまで、さまざまなタスクを用意しています。
連携可能なタスクの例
intra-mart内のツールや機能は、「IM-」と頭に付くエレメントが該当します(一部例外もあり)。ここでは、intra-mart内のツールや機能で、よく使用されるタスクに限定して紹介します。
IM-共通マスタとの連携
IM-共通マスタとは、各アプリケーションで共通のマスタ情報のことを指します。IM-LogicDesignerでは、マスタ情報の処理を行うタスクとして、ロジックフローに組み込むことができます。一例として、マスタ情報の処理を以下に示します。
- ユーザプロファイル:取得、登録、更新、削除など
- 組織・組織情報:取得、所属、脱退、登録、更新、削除など
- 役職・役職情報:付与、はく奪、取得、登録、更新、削除など
- 会社情報:取得、登録、更新、削除など
- ユーザグループ情報:所属、脱退、取得、登録、更新、削除など
IM-共通マスタとは
IM-共通マスタについて詳細を知りたい場合は、管理者操作ガイドを参照してください。マスタとして管理されている情報と、IM-LogicDesignerがそれらの情報とどのように連携できるのかを併せて確認することで、理解が深まります。
IM-共通マスタのタスク一覧
上記で紹介したIM-共通マスタに関連したタスクの設定について、仕様書で詳細を確認できます。各タスクの内容や入出力値について押さえておきましょう。
IMBoxとの連携
IMBoxとは、コミュニケーションメッセージの集積場所となるソーシャル機能のことを指します。
IM-LogicDesignerでは、ソーシャル機能に関する処理を行うタスクとして、ロジックフローに組み込むことができます。一例として、IMBoxの処理を以下に示します。
- アプリケーションボックス・カンパニーボックス・ダイレクトメッセージボックス:投稿
- グループボックス:投稿、参加、招待など
- 参加申請:承認、否認、取り消しなど
IMBoxとは
IMBoxについて詳細を知りたい場合は、ユーザ操作ガイドを参照してください。基本編や応用編を一通り読むことで、ロジックフローに組み込む処理について、想像しやすくなります。
IMBoxのタスク一覧
上記で紹介したIMBoxに関連したタスクの設定について、仕様書で詳細を確認できます。各タスクの内容や入出力値について押さえておきましょう。
IM-BISとの連携
IM-BIS(Business Integration Suite)とは、画面作成、ワークフロー、BPM(Business Process Management)、BAM(Business Activity Monitoring)、外部連携を統合した開発環境のことを指します。IM-BISは、画面作成ツールのIM-FormaDesignerやワークフローツールのIM-Workflowの拡張パッケージです。視覚的で直感的なインターフェースにより、ノンプログラミングで、業務プロセスの設計や開発を行うのに最適なツールです。
IM-LogicDesignerでは、ワークフローの操作を行うタスクとして、ロジックフローに組み込むことができます。一例として、ワークフローの操作を以下に示します。
- 起票案件:作成、申請など
- ワークフロー:申請、再申請、取止め、承認、否認、保留、引き戻し、差し戻しなど
- 処理対象者・参照者・確認者:取得、追加、削除など
- ユーザデータ案件プロパティ情報:登録、更新、削除など
- 添付ファイル・ファイルアップロード情報:取得、追加、削除など
IM-BISとは
IM-BISの詳細について知りたい場合は、操作ガイドを参照してください。なお、操作ガイドは、IM-BIS for Accel PlatformでBPMやワークフローの定義を行う業務管理者を対象としています。
IM-BISのタスク一覧
上記で紹介したIM-BISに関連したタスクの設定について、仕様書で詳細を確認できます。各タスクの内容や入出力値について押さえておきましょう。
IM-Repositoryとの連携
IM-Repositoryとは、intra-mart Accel Platform 上のさまざまな用語データやその属性情報(メタデータ)を管理するツールのことを指します。IM-LogicDesignerでは、IM-Repositoryのエンティティデータの処理を行うタスクとして、ロジックフローに組み込むことができます。一例として、エンティティデータの処理を以下に示します。
- エンティティデータ:取得、検索、登録、更新、削除、検証
- エンティティデータ件数:取得
IM-Repositoryとは
IM-Repositoryの詳細について知りたい場合は、操作ガイドを参照してください。
IM-Repositoryのタスク一覧
上記で紹介したIM-Repositoryに関連したタスクの設定について、仕様書で詳細を確認できます。各タスクの内容や入出力値について押さえておきましょう。
その他のツールや機能との連携
ここで紹介した以外にも、IM-LogicDesignerでは、以下の示すintra-mart Accel Platformのさまざまなツールや機能と連携ができます。
- Accel Collaboration(グループウェア)
- IM-BPM(業務改革ツール)
- IM-ContentsSearch(全文検索機能)
- IM-Knowledge(ナレッジ蓄積機能)
- IM-BloomMaker(画面作成ツール)
- Accel Studio(統合開発管理ツール)
その他のタスク一覧
連携可能なタスクの詳細について知りたい場合は、仕様書を参照してください。なお、タスク一覧には、intra-mart以外のソフトウェアとの連携についても記載しています。連携したいソフトウェアがありましたら、併せて確認してください。
チュートリアル
実際にIM-LogicDesignerでintra-martのツールと連携したアプリケーションの作成について、チュートリアルで確認してみましょう。
ファイルアップロード登録LDタスクの使い方
IM-LogicDesignerでIM-BISのファイルアップロードを登録するタスクの使い方について説明しています。トランザクション設定やマッピング設定なども出てきますが、基本的なロジックフローの作成について確認できるため、実際に操作してみることをおすすめします。
まとめ
IM-LogicDesignerのタスクを活用すると、intra-martの各ツールや機能と連携が容易であるというメリットがあります。アプリケーションの目的や用途によっては、複数のタスクを組み合わせるようなケースもあるでしょう。そのためにも、連携可能なタスクの種類や特徴について把握しておきましょう。
intra-martでは、IM-LogicDesignerをもっと知っていただくために、マニュアルやコンテンツなどを豊富にご用意しています。IM-LogicDesignerの機能を最大限に発揮させるためにもぜひご活用ください。