簡単なアプリケーションを作成してみたい
この記事では、Accel Studioを使って簡単なアプリケーションを作成する方法について紹介します。
Accel Studioの「サンプルアプリケーション」を利用すると、アプリケーションに必要なデータベースや処理、画面などが自動で作成されます。intra-martのアプリケーション開発の第一歩を踏み出すために、まずは簡単なアプリケーションから作成してみましょう。
アプリケーション作成の流れ
Accel Studioでは、さまざまな業務領域に対応したテンプレートが用意されています。ここでは、「サンプルアプリケーション」のテンプレートを利用して、アプリケーションを作成する方法について紹介します。
Step. 1 テンプレートを選択する
勤怠管理や社内FAQのような簡単な日常業務から、在庫管理や顧客管理といった複雑な業務まで、アプリケーションで解決したい業務に合うテンプレートを選択します。
Step. 2 アプリケーションの基本情報を入力する
アプリケーションのIDや名称、データベースなど、アプリケーション作成に必要な情報を入力します。入力情報は選択したテンプレートによって異なります。
Step. 3 アプリケーションを作成する
「アプリケーション作成」ボタンをクリックすると、自動でアプリケーションが作成されます。
Step. 4 アプリケーションへのアクセスを設定する
作成したアプリケーションにURLを設定することで、アクセスできるようになります。管理者以外のユーザからアクセスしたい場合は、アプリケーションの認可設定を変更します。
Step. 5 アプリケーションを操作する
設定したURLからアプリケーションを開いて、実際に操作してみましょう。
アプリケーションを作成してみる
サンプルアプリケーションには、用途に応じてさまざまなテンプレートが用意されています。ここでは、設定項目が少なく、取り掛かりやすいものから順に並べています。まずは、簡単なステップでアプリケーションが作成できることを体験してみましょう。
シンプルな機能のテンプレートを使用する
アプリケーションの基本情報やデータベースを設定するだけで、アプリケーションが作成できます。
「打刻アプリ」テンプレート
「打刻アプリ」テンプレートを使用すると、モバイル端末やPCから出退勤の打刻を行い、その履歴を参照するアプリケーションを作成できます。
アプリケーションを作成したら、モバイル端末からアプリケーションを開き、実際に操作してみましょう。
【難易度:低】出退勤の打刻を行うアプリケーションを作成する
「打刻アプリ」テンプレートを使用して、アプリケーションを作成してみましょう。
「タスク管理」テンプレート
「タスク管理」テンプレートを使用すると、業務タスクのステータスや担当者などを管理するアプリケーションを作成できます。
アプリケーションを作成したら、PCからアプリケーションを開き、タスクの登録や編集を行ってみましょう。
【難易度:低】タスク管理を行うアプリケーションを作成する
「タスク管理」テンプレートを使用して、アプリケーションを作成してみましょう。
「自己紹介」テンプレート
「自己紹介」テンプレートを使用すると、チームメンバーのプロフィールを共有するアプリケーションを作成できます。
アプリケーションを作成したら、PCからアプリケーションを開き、自己紹介の登録や編集を行ってみましょう。
【難易度:低】プロフィールを共有するアプリケーションを作成する
「自己紹介」テンプレートを使用して、アプリケーションを作成してみましょう。
「社内FAQ管理」テンプレート
「社内FAQ管理」テンプレートを使用すると、社内のよくある質問やその回答を管理するアプリケーションを作成できます。
アプリケーションを作成したら、FAQをいくつか登録し、一覧を参照してみましょう。
【難易度:低】FAQ管理を行うアプリケーションを作成する
「社内FAQ管理」テンプレートを使用して、アプリケーションを作成してみましょう。
ワークフローと紐づくテンプレートを使用する
ワークフローの申請や承認が組み込まれているテンプレートです。intra-martのワークフローは、IM-Workflowによって申請や承認などの設定を行います。
(参考)IM-Workflowとは
IM-Workflowとは、ワークフローの処理内容と処理順序を示す「フロー定義」に従い、その流れに応じて処理を行う「案件」を進める機能のことを指します。IM-Workflowでは、業務内容に合わせてさまざまなワークフローを構築できます。
「休暇申請ワークフロー」テンプレート
「休暇申請ワークフロー」テンプレートを使用すると、休暇日をワークフローから申請するアプリケーションを作成できます。
アプリケーションを作成したら、休暇申請を行い、カレンダーを表示してみましょう。
【難易度:低】休暇申請を行うワークフローを作成する
「休暇申請ワークフロー」テンプレートを使用して、アプリケーションを作成してみましょう。
「メール配信ワークフロー」テンプレート
「メール配信ワークフロー」テンプレートを使用すると、事前に登録した宛先や本文のテンプレートを利用してメールを配信するアプリケーションを作成できます。
アプリケーションを作成したら、実際にメールを配信してみましょう。
【難易度:低】メール配信を行うワークフローを作成する
「メール配信ワークフロー」テンプレートを使用して、アプリケーションを作成してみましょう。
複数のデータを定義するテンプレートを使用する
複数のデータを定義する必要があるテンプレートです。エンティティの設定を行うため、用語の意味について押さえておきましょう。
「顧客管理」テンプレート
「顧客管理」テンプレートを使用すると、顧客の会社情報、相手先担当者情報と自社担当者情報を合わせて管理するアプリケーションを作成できます。
アプリケーションを作成したら、顧客データの登録や編集を行ってみましょう。
【難易度:低】顧客管理を行うワークフローを作成する
「顧客管理」テンプレートを使用して、アプリケーションを作成してみましょう。
使用環境に制限があるテンプレートを使用する
お使いの環境にモジュールや機能を追加する必要があるテンプレートです。環境を準備してから使用しましょう。
「在庫管理」テンプレート
「在庫管理」テンプレートを使用すると、バーコードを利用した商品の在庫数を管理するアプリケーションを作成できます(「バーコード生成」モジュールが含まれている環境でのみ利用可)。
アプリケーションを作成したら、バーコードを利用して、実際に商品を登録してみましょう。
(参考)環境にモジュールを追加する
バーコード生成の機能を使用するためには、お使いの環境に「バーコード生成」モジュールが組み込まれている必要があります。IM-Jugglingを用いて、モジュールをプロジェクトに組み込み、WAR(Web Application Archive)ファイルを作成します。WARファイルをWeb Application Serverに配置し、Web Application Serverを起動することで利用できます。
【難易度:低】在庫管理を行うアプリケーションを作成する
「在庫管理」テンプレートを使用して、アプリケーションを作成してみましょう。環境が準備できれば、バーコードまたはQRコードを読み取り、在庫数が更新されることを確認しましょう。
「スプレッド回覧ワークフロー」テンプレート
「スプレッド回覧ワークフロー」テンプレートを使用すると、スプレッドシートを利用したワークフローの申請を行うアプリケーションを作成できます(「IM-Spreadsheet」が含まれている環境でのみ利用可)。
アプリケーションを作成したら、スプレッドシートに入力し、ワークフローを申請してみましょう。
(参考)IM-Spreadsheetとは
IM-Spreadsheetとは、intra-mart上でExcelと同じ感覚でスプレッドシートを編集・管理できる機能のことを指します。IM-Spreadsheetの機能を使用するためには、お使いの環境にモジュールを追加したり、ライセンスを設定したりする必要があります。
【難易度:中】スプレッドシートを利用したワークフローを作成する
「スプレッドシート回覧ワークフロー」テンプレートを使用して、実際にアプリケーションを作成してみましょう。試しに作成する場合は、データ定義で最低限の項目のみ入力してください。
まとめ
Accel Studioのテンプレートを活用すると、アプリケーションの開発時間を大幅に短縮できるというメリットがあります。特に「サンプルアプリケーション」テンプレートには業務でよく使われる機能が含まれているため、簡単な設定を行うだけでアプリケーションが作成できます。基本的なアプリケーション作成の方法について理解できたら、画面や処理のカスタマイズにも挑戦してみましょう。
intra-martでは、Accel Studioをもっと知っていただくために、マニュアルやコンテンツなどを豊富にご用意しています。Accel Studioの機能を最大限に発揮させるためにも、ぜひご活用ください。