作成したアプリケーションに機能を追加したい

この記事では、作成したアプリケーションに機能を追加する方法について紹介します。
Accel Studioのオプションテンプレートを利用すると、ファイルのアップロードやCSVファイルのインポートなど、よく使われる機能を簡単にアプリケーションに追加できます。intra-martのアプリケーション開発に慣れてきたら、オプションテンプレートを使用したカスタマイズ方法について学んでいきましょう。

アプリケーションに機能を追加する流れ

Accel Studioのオプションテンプレートには、作成したアプリケーションに機能を追加できるテンプレートが用意されています。

ここでは、オプションテンプレートを利用して、アプリケーションに機能を追加する方法について紹介します(画像は「ファイルアップロード」テンプレートを例にしています)。なお、「ガントチャート」テンプレートを選択した場合は、新規アプリケーションを作成するため、ここで紹介する手順とは異なります。

Step. 1 テンプレートからリソースを追加する

作成したアプリケーションの管理画面から、アプリケーションに追加したい機能を持つオプションテンプレートを選択します。リソースとは、アプリケーションに紐づくローコード資材のことを指します。

Step. 2 IDに利用する文字列を設定する

ローコード開発ツールの資材IDに利用する文字列を入力します(アプリケーションIDと同じ文字列が入力されています。別のIDにしたい場合は変更してください)。ここで設定した文字列は、IM-LogicDesignerのフロー定義IDやIM-BloomMakerのコンテンツ定義IDなどに使用されます。

Step. 3 データベースの種別とテーブルの名称を設定する

利用するデータベースの種別を選択し、ファイル情報のテーブル名を入力します。Step. 1で選択したテンプレートの種類によっては、新規でテーブルを作成するか、既存のテーブルを利用するかという違いがあります。

Step. 4 既存アプリケーションの設定を更新する

アプリケーションの基本情報とテーブル情報を設定し、アプリケーションを更新します。入力項目に不備がなければ、既存アプリケーションが自動で更新されます。

Step. 5 テンプレートに合わせてローコード資材を編集する

Step. 1で選択したテンプレートの機能を追加するため、IM-BloomMakerで作成したローコード資材を編集します。画面に変数を設定したり、アクションを追加・編集したりすることで、テンプレートから作成された処理をIM-BloomMakerのコンテンツから呼び出すことができます。

オプションテンプレートを使って機能を追加する

オプションテンプレートには、主にファイルの取り扱いに関するテンプレートが用意されています。まずは、既存のアプリケーションを作成した後に、どのような機能を追加できるかを確認し、実際の操作を体験してみましょう。

ファイルのアップロード機能を追加する

アプリケーション画面にファイルのアップロード機能を追加できるテンプレートです。

「ファイルアップロード」テンプレート

「ファイルアップロード」テンプレートを使用すると、アップロードしたファイルの登録・確認・編集やファイルのダウンロードといった機能を追加できます。

アプリケーションを更新したら、実際にファイルがアップロードできるかどうかを試してみましょう。

CSVファイルのインポート・エクスポート機能を追加する

アプリケーション画面にCSV形式のファイルのインポート・エクスポート機能を追加できるテンプレートです。

「CSVインポート」テンプレート

「CSVインポート」テンプレートを使用すると、CSV形式のファイルをインポートしたり、マスタデータと組み合わせて一括登録したりといった機能を追加できます。

CSV形式のファイルをアプリケーションにインポートし、アプリケーション作成時に指定したテーブルにデータが登録されていることを確認してみましょう。

「CSVエクスポート」テンプレート

「CSVエクスポート」テンプレートを使用すると、CSVファイルをエクスポートしたり、マスタデータと組み合わせて一括出力したりといった機能を追加できます。

CSV形式のファイルをアプリケーションにエクスポートし、アプリケーション作成時に指定したテーブルのデータがダウンロードされていることを確認してみましょう。

ガントチャート画面を表示する

アプリケーション画面にガントチャートを表示するテンプレートです。上記で説明してきた機能追加のテンプレートとは異なり、ガントチャートを表示するアプリケーションを新しく作成してから、他のアプリケーションからアクセスするという方法を取ります。

「ガントチャート」テンプレート

「ガントチャート」テンプレートを使用すると、テーブルや外部APIの実行により取得したデータをもとに、ガントチャートを表示するアプリケーションを作成できます。

アプリケーションからガントチャート画面にアクセスできるように設定した後、指定した開始日と終了日でガントチャートが表示されるかを実際に試してみましょう。

まとめ

Accel Studioのオプションテンプレートを利用すると、作成したアプリケーションに機能を追加したり、テンプレートから新たなアプリケーションを作成したりすることができます。このテンプレートを使ってアプリケーションを作成する際は、画面や処理が自動で生成されないため、まずはローコード開発の経験を積んでからの使用をおすすめします。

intra-martでは、Accel Studioをもっと知っていただくために、マニュアルやコンテンツなどを豊富にご用意しています。Accel Studioの機能を最大限に発揮させるためにも、ぜひご活用ください。