No.9 音声認識からスケジュール登録

この記事は、EWS 2017で行われたLogicDesignerの講演内容に関する記事です。

こちらの例では、LogicDesignerと音声認識(Web Speech API)の仕組みを利用して、音声によるスケジュールの登録を実現します。

この記事では、ロジックフロー部分のみを掲載しておりますが、音声認識(Web Speech API)やGoogle Homeなどの音声入力に対応したデバイスから入力し、音声を文字列に変換した上でLogicDesignerに連携すると、スケジュール登録を試すことができます。
ルーティング定義でロジックフローをREST API化することで、音声認識やLineとの連携も気軽に試すことが可能です。

前提条件

このサンプルの利用には以下の前提条件があります。

  • IM-LogicDesigner 2017 Summer以降のバージョンであること
  • サンプルデータのインポートが行われていること
  • 対象の環境に以下の製品・機能が導入済みであること
  • intra-mart Accel Collaboration

サンプル

以下のサンプルをダウンロードしてご利用ください。

サンプルに含まれる定義情報は以下の表のとおりです。

種類 定義名 補足説明
ユーザ定義(テンプレート) スケジュール登録確認テンプレート ロジックフローの正常終了後にメッセージを表示するためのユーザ定義です。
ルーティング定義 schedule/register-newly-from-message ロジックフロー「メッセージでスケジュール登録」を実行するルーティング定義です。
ロジックフロー メッセージでスケジュール登録 音声認識(Web Speech API)の入力結果からスケジュール登録処理を行うためのロジックフローです。

サンプルは、intra-mart Accel Platform(Advanced) 2017 Summer(8.0.17)で動作確認を行っています。

実行時の事前準備

  1. ロジックフロー「メッセージでスケジュール登録」の定数で以下の項目を設定してください。

* 「EVENT_BASE_URL」、「SCHEDULE_BASE_URL」のURLのコンテキストパス( http://127.0.0.1:8080/imart/ の部分)

実行方法

  1. ロジックフロー「メッセージでスケジュール登録」をデバッグで実行します。
    入力値の message に「明日の13時から14時までグループ会議」を入力して実行してください。
  2. 正常に処理終了後、青柳辰巳のスケジュールを確認すると、ロジックフロー実行日の翌日日付に予定が登録されていることが確認できます。