ルーティングカテゴリの作成
ここでは、ルーティングカテゴリの概要と作成手順について説明します。
ルーティングカテゴリとは
ルーティングとは、ユーザがアプリケーション画面にアクセスするための定義情報です。ルーティングカテゴリは、作成したルーティング定義をアプリケーションの用途や適用範囲に応じて分類するための情報です。カテゴリ別に分けることで、管理がしやすくなり、使用したいルーティングをスムーズに見つけられるようになります。
カテゴリの分け方にはさまざまな方法がありますが、ここではアプリケーションの「サンプルアプリ」カテゴリを想定した例を紹介します。

ルーティングを定義する前に、カテゴリをあらかじめ作成しておきます。アプリケーションごとに分けて構成することで、管理性が向上し、ルーティングの再利用性も高まります。また、コンテンツカテゴリと同じ構成に揃えておくことで、画面設計とルーティング設定を対応が取りやすくなり、運用時の整合性も確保しやすくなります。
コンテンツカテゴリについては、「4. 画面コンテンツの設定 - コンテンツカテゴリの作成」を参照してください。
たとえば、コンテンツカテゴリと同様に、「サンプルアプリ」カテゴリを作成し、その配下に以下のようなサブカテゴリを設けるとします。
- 共通:ToDoアプリや日報アプリなど、複数のアプリ間で共有して使うルーティングを保存
- ToDoアプリ/アンケートアプリ:特定のアプリ内でのみ使用する、専用のルーティングを保存
この構成により、ToDoアプリの画面コンテンツのルーティングは「ToDoアプリ」カテゴリに作成しますが、他のアプリでも共有して使用する画面コンテンツのルーティングは「共通」カテゴリに分けて登録することができます。こうしておくことで、新規アプリ作成時には、「共通」カテゴリに登録されたルーティングを再利用できるため、画面やルーティングを一から作成する手間を軽減できます。
このようにカテゴリを使い分けることで、再利用性の高い画面とアプリケーション固有の画面を明確に区別でき、ローコード開発を効率的かつスムーズに進めることができます。
基本操作
ルーティングカテゴリを作成する際の基本的な操作について説明します。
ルーティングカテゴリを新規作成する
カテゴリ情報を登録する

- [
]をクリックします。
└ サイトマップが表示されます。 - 「BloomMaker」内にある[ルーティング定義一覧]をクリックします。
- [カテゴリ新規追加]をクリックします。
└ 画面の右側に入力フォームが表示されます。
- 「カテゴリID」に、任意のIDを入力します。
└ 初期状態ではランダムなIDが自動で入力されています。 - 「カテゴリ名」にある「標準」の欄に変更したい名称を入力します。
- [登録]をクリックします。
└ 「登録確認」ダイアログで[決定]をクリックします。
- カテゴリ名の多言語(英語・中国語)を入力したい場合は、下記「カテゴリ名を変更する」を参照してください。
- カテゴリを階層構造にしたい場合は、親カテゴリを選択してください。
└ 新規作成したカテゴリは、選択した親カテゴリの配下に子カテゴリとして作成されます。
本マニュアルでは、「サンプルアプリ(sample_app)」カテゴリを作成し、ルーティング定義を保存します。
次のステップへ:新規ルーティング定義の追加
ルーティングカテゴリを作成したら、アプリケーションに画面の「公開URL」リソースを追加しましょう。「新規ルーティング定義の追加」では、画面のURLをアプリケーションに追加する手順について説明しています。
応用操作
必要に応じて、作成済みのルーティングカテゴリの各項目を修正します。ただし、カテゴリIDは一度設定すると変更できません。変更が必要な場合は、新しくカテゴリを作成し直してください。
ルーティングカテゴリを編集する

- 編集したいカテゴリを選択します。
└ 右側にカテゴリ情報が表示されます。 - カテゴリの編集を行います。
└ 操作手順の詳細は、下記の各項目を参照してください。 - [更新]をクリックします。
カテゴリ順を変更する
カテゴリを選択し、移動したい位置にドラッグ&ドロップします。 親カテゴリと子カテゴリの関係も、親カテゴリをクリックしてからその配下にドラッグ&ドロップすることで変更できます。



ルーティングカテゴリを削除する

- 削除したいカテゴリを選択します。
- [削除]をクリックします。
└ 「削除確認」ダイアログで[決定]をクリックします。
- 削除したカテゴリは復元できないため、操作には注意してください。
- 親カテゴリに子カテゴリやルーティング定義が含まれている場合は、それらを先に削除しないと親カテゴリを削除できません。ルーティングの削除手順は、「ルーティング定義を削除する」を参照してください。