変数設定 - 基本操作
ここでは、変数設定の基本的な操作について説明します。
設定に進む前に、変数設定の概要を確認したい場合は、「入出力値・変数・定数の定義 > 変数設定とは」を参照してください。
変数を設定する

- [変数設定]をクリックします。
└ 「変数設定」ダイアログが表示されます。 - 設定したい変数のデータ型をクリックします。
└ 編集ペインにパラメータが設定されます。 - 変数パラメータの名称を変更し、任意の箇所をクリックします。
└ 再度入力したい場合は、[キー名を変更]をクリックしてください。
- 説明を入れたい場合は、変数の説明欄をダブルクリックします。
└ 「説明の変更」ダイアログが表示されます。
└ 必要な情報を入力し、[決定]をクリックします。
└ 「変数設定」ダイアログに戻ります。 - [決定]をクリックします。
└ 「ロジックフロー定義編集」画面に戻ります。
変数には、主に以下のようなデータ型が設定できます。
- 文字列(
String) - 数値(
Integer、Floatなど) - 日付・時刻(
Date、IM DateTimeなど) - 複合データ(
Map、Storageなど) - エンティティ(
IM-Repository Entity)
その他の利用可能なデータ型については、「IM-LogicDesigner仕様書 - 4.1.7.1. データ型」を参照してください。
- 変数を選択してから[説明を変更]をクリックしても、同様に入力が可能です。
- 変数に説明を入れることで、目的が明確になり、可読性が向上します。特に複数人で開発を行う場合、変数の把握がしやすくなり、修正や追加もスムーズに行うことができます。
操作の区切りなどで、編集中のフローを一時的に保存したい場合は、「ロジックフロー定義編集」画面にある[一時保存]をクリックしてください。一時保存された内容はブラウザ単位で保持されるため、同一のブラウザであれば作業を再開することが可能です。
ツールバーにないデータ型を指定する場合
ツールバーには、以下のデータ型があらかじめ用意されています。
- 文字列
string - 整数値
integer - 日時
date - 汎用オブジェクト
object
上記以外のデータ型を指定したい場合は、次の手順で設定してください。
- プルダウンをクリックします。
└ データ型の一覧が表示されます。 - 使用したいデータ型を選択します。
└ 選択したデータ型が編集ペインに設定されます。 - 変数パラメータの名称を変更し、任意の箇所をクリックします。
└ 再度入力したい場合は、[キー名を変更]をクリックしてください。

- 一度プルダウンから選択したデータ型と同じ項目を追加したい場合は、[追加]をクリックしてください。
- 編集ペインに設定されている値のデータ型を変更したい場合は、[型を変更]をクリックしてください。
└ 「型の変更」ダイアログが表示されたら、変更したい型を選択し、[決定]をクリックします。
配列型に変更する場合
同じ種類のデータを繰り返し扱う必要がある場合は、配列型を選択することで、データを順序付きリストとして格納できます。
- 使用したいデータ型を選択します。
└ 選択したデータ型が編集ペインに設定されます。 - 「配列型にする」にチェックを入れます。
└ パラメータ名の末尾に[]が表示され、配列型として設定されます。

IM-LogicDesignerの変数設定では、多次元配列(例:[["A1", "A2"], ["B1", "B2"]])は使用できません。
多次元構造に近いデータを扱いたい場合は、オブジェクト配列 object[](例:[{col1: "A1", col2: "A2"}, …])を利用する方法を検討することをおすすめします。詳細は、「入出力・変数設定 - 応用操作 > 複数のデータを階層構造でまとめる」を参照してください。
次のステップへ:定数設定
変数設定が終了したら、次は定数設定に進みましょう。「定数設定」では、フロー内で設定できる定数の種類、基本的な操作方法、エディタを利用した設定方法について説明しています。
応用操作を確認したい
変数設定では、用途に応じて、次のような応用操作が可能です。基本的な操作に慣れてきたら、応用操作も確認してみましょう。
(1) IM-Repositoryのエンティティを利用する
└ エンティティを呼び出し、入出力の値として設定
(2) 複数のデータを階層構造でまとめる
└ オブジェクト配下にデータを配置し、親子関係を表現
(3) JSON形式でデータ型を定義する
└ 複雑な構造を効率よく設定
(4) パラメータを削除する
└ 設定した値を個別または一括で削除可能

応用操作の詳しい手順は、「入出力・変数設定 - 応用操作」を参照してください。