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新規ロジックフロー定義の追加

ここでは、アプリケーションにロジックフローを追加する際の操作手順と、あわせて表示されるロジックフローの編集画面について説明します。

「ロジック」リソースとは

Accel Studioにおける「ロジック」リソースとは、IM-LogicDesignerで作成したビジネスロジックやViewCreatorで作成したクエリを構成するリソースを管理するカテゴリのことです。リソースをアプリケーションに追加することで、自動的に関連付けが行われ、アプリケーション内で利用できるようになります。

ロジック]タブをクリックすると、「ロジック」リソースのみを表示します。

リソース関連図]をクリックすると、アプリケーションと作成済みのリソースとの関係性を視覚的に確認できます。この図を通して、Accel Studioで管理しているアプリケーションと、それに紐づくリソースのつながりを把握できます。

資材名(定義カテゴリ)

「ロジック」リソースには、以下の3種類の資材名(定義カテゴリ)が含まれます。

  • ロジックフロー定義(ロジックフロー):IM-LogicDesignerの機能
  • クエリ定義(クエリ):ViewCreatorの機能
  • トリガ定義(ロジックトリガ):IM-LogicDesignerの機能

ロジックフロー定義(ロジックフロー)

ロジックフロー定義とは、ビジネスロジックをフロー図の形式で表現し、一連の処理手順や流れを明確にするための設定です。IM-LogicDesignerを使用して、業務に必要な処理や判断分岐をエレメント(要素)として図式化・定義します。この定義に基づき、サービスや業務フローが自動的に実行されます。

参考

ロジックフローの機能仕様については、「IM-LogicDesigner仕様書 - 4.1. ロジックフロー」を参照してください。

クエリ定義(クエリ)

クエリ定義とは、データベースから必要なデータを取得するための条件や内容を設定・記述したものです。一般的には、「どのテーブルやビューから、どのカラム(項目)を、どのような条件で取得するか」を決める設計情報を指します。ViewCreatorを使用して、画面上でクエリ定義を作成することで、SQL文(データベースから情報を検索するための言語)の知識がなくても、必要なデータの取得条件を指定できます。

参考

クエリの概要については、「ViewCreator 管理者操作ガイド - 2. ViewCreator について」を参照してください。

ロジックトリガ定義(ロジックトリガ)

ロジックトリガ定義とは、特定のイベント(操作や状態の変化など)が発生したタイミングで、あらかじめ定義したロジックフロー(業務処理手順)を自動実行するための設定です。IM-LogicDesignerを使用して、処理を開始する条件や操作(例:アカウントの作成・更新、組織所属情報の追加など)と、実行するロジックフローを紐づけて設定します。

参考

ロジックトリガの機能仕様については、「IM-LogicDesigner仕様書 - 4.4. フロートリガ」を参照してください。


基本操作

ここでは、「ロジック」リソースにロジックフローを追加する際の基本的な操作について説明します。

ロジックフローを追加する

  1. ロジック]タブをクリックします。
  2. リソースを追加]→[ロジックを新規作成]をクリックします。
  3. ロジックフロー]をクリックします。
     └「ロジックフロー定義編集」画面が表示されます。
メモ

リソースを追加する際には、利用シーンや用途に応じて、ロジックフロー定義の選択方法を使い分けることができます。

ロジックフロー定義を新規作成する場合

  • アプリケーションに合わせて、処理の流れを一から設計・作成するとき
  • 設計から実装までをその場で進めたいとき
  • 汎用性よりも特定の用途に合わせたロジックが必要なとき

既存のロジックフロー定義から選択する場合

  • 他のアプリケーションや共通で定義された処理フローを活用したいとき
  • 再利用可能なフローを選んで、効率的に設計を進めたいとき
  • 標準化された処理(例:承認、通知、データ更新など)を利用したいとき

画面項目

「ロジックフロー定義編集」画面

「ロジックフロー定義編集」画面は、用途に応じて複数のペイン(区画)に分かれています。

No名称説明
(1)ツールバーロジックフローに関する基本的な操作を行います。
(戻る)「アプリケーション管理」画面に戻ります。
[一時保存]編集中のフローを一時的にブラウザ側に保存します。
新規保存作成したフローをサーバ側に保存します。
入出力設定フローに必要な「入力値」と、実行後に返却する「出力値」を定義します。
変数設定フロー内で使用する一時的な値(変数)を定義します。
定数設定フロー内で共通して利用する固定値(定数)を定義します。
(拡大)[100%](縮小)デザイナの表示倍率を変更します。[100%]をクリックすると、 初期表示に戻ります。
[位置調整]デザイナ上に配置したタスクの位置を自動調整します。
[設計書の出力]フローの設計書をExcelファイル(.xlsx)で出力します。
デバッグフローのデバッグを実行します。
(ヘルプ)画面上にUIの使い方を案内するツアーガイドが表示されます。
操作したい箇所をクリックすると、順番にガイドが進み、各機能の説明を確認できます。
(2)パレットフローを構成するエレメントが、カテゴリごとに一覧表示されています。
(パレット内検索)検索欄にカテゴリ名やエレメント名を入力すると、該当するカテゴリやエレメントが表示されます。
(カテゴリボックス)カテゴリボックスにマウスを合わせると、関連するエレメントが表示されます。
(3)デザイナエレメントをパレットからドラッグ&ドロップで配置し、フローを作成するための編集エリアです。
(4)プロパティ編集中のフローや選択したエレメントの設定情報を表示します。
(5)サムネイルデザイナの全体像を表示します。青い枠線をドラッグすると、デザイナの表示位置を変更できます。

次のステップへ:入出力値・変数・定数の定義

「ロジックフロー定義編集」画面の概要について理解できたら、フローに必要なパラメータを設定するため、 「入出力値・変数・定数の定義」に進みましょう。ここでは、入出力設定・変数設定・定数設定について説明しています。フロー作成の一連の流れを再度確認したい場合は、 「ロジックの新規作成」を参照してください。