主要なログの一覧と確認
ここでは、Accel Studioのログ管理機能を中心に、アプリケーションの開発や実行時に発生する不具合に応じて、確認すべきログの種類と、その概要について説明します。
アプリケーションの動作確認中に不具合が発生した場合は、まず発生日時を確認し、どの機能・画面・処理で、どのような操作を行った際に問題が発生したかを記録します。その情報を踏まえて、該当するログを確認してください。
画面に関するエラーが疑われる場合
「ボタンを押しても何も起きない」「画面が更新されない・固まる」「一部の操作が効かない」などの問題がある場合は、ネットワークやブラウザ側、JavaScriptエラー、サーバサイドの異常など複数の原因が考えられます。次の手順を参考に、動作やログを確認してください。
ブラウザ側の動作/エラー確認
ブラウザの開発者ツール(F12)で以下の内容を確認します。
- JavaScriptエラーの確認:
「Console」タブを開き、エラーが出力されていないか確認します。- リクエスト・レスポンスの確認:
「Network」タブを開き、リクエストが正しく送信されているか、レスポンス内容やステータスコードを確認します。サーバ側の500系エラーなどもここから確認できます。
システムログの確認
Accel Studioの「アプリケーション管理」画面から「システムログ」(imtn_system_log)を確認し、例外やエラーに関する記述を確認します。ログの確認方法は「システムログの確認」を参照してください。
リクエストログの確認
Accel Studioの「アプリケーション管理」画面から「リクエストログ」(imtn_request_log)を確認し、リクエストの成否やステータスコード、パラメータやレスポンスの内容を確認します。ログの確認方法は「リクエストログの確認」を参照してください。
- 通信・ブラウザ側が主因の場合:
画面の読み込みボタンをクリックした時にリクエスト自体が発生していない場合は、ブラウザ側やフロントエンドの問題を疑います。エラーメッセージや情報をもとに、設定や定義内容を確認してください。- サーバ側が主因の場合:
リクエストは送信されているものの、ステータスコードが400・500系で返る場合は、サーバ側の問題やパラメータの不正を疑います。サーバ側のログについては、システム管理者に調査を依頼してください。
デバッグ実行
クライアント側の処理やアクションごとの処理の流れ、パラメータの問題など、画面やログだけでは原因が特定できない場合は、IM-BloomMakerのデバッグツールを利用します。具体的な操作については「画面のデバッグ操作(ケース別)」を参照してください。
データ登録・更新時のエラーが疑われる場合
「保存ボタンを押してもデータが登録・更新されない」「変更内容が反映されない」などの問題がある場合は、ネットワークやブラウザ側、JavaScriptエラー、サーバサイドの異常など複数の原因が考えられます。次の手順を参考に、動作やログを確認してください。
システムログの確認
Accel Studioの「アプリケーション管理」画面から「システムログ」(imtn_system_log)を確認し、データ処理で例外が発生していないかを確認します。詳細は「システムログの確認」を参照してください。
エンティティ操作ログの確認
IM-Repositoryの「エンティティ操作ログ一覧」画面から、エンティティの操作ログを表示し、どのテーブルの、どのレコードにアクセスしたかを確認します。ログの確認は「エンティティ操作ログの確認」を参照してください。
- データベース側が主因の場合:
画面操作やリクエストはサーバ側で正常に処理され、テーブルではデータが登録・更新されている場合は、データベース側の問題を疑います。トランザクションの失敗、データの整合性・制約の違反、参照やインデックスの不整合などを確認し、システム管理者に調査・修復を依頼してください。- サーバ側が主因の場合:
リクエストは送信されているものの、処理がサーバ内部で正常に完了していない場合は、サーバ側の問題を疑います。システムログの詳細画面からスタックトレースを確認し、システム管理者に調査を依頼してください。スタックトレースの確認は「システムログの詳細を確認する」を参照してください。なお、データが登録・更新されている場合でも、値が想定通りにならないケースがあります。その場合は、画面側からサーバへの値の受け渡しや、サーバ側の処理ロジックに問題がないかもあわせて確認してください。
ロジックの動作に関するエラーが疑われる場合
「期待する処理が実行されない」「分岐条件に沿って正しく動作しない」「変数が設定されていない」などの問題がある場合は、ロジック定義や変数設定の不備、または実行条件の誤りが原因として考えられます。次の手順を参考に、動作やログを確認してください。
エラー内容の記録
画面に表示されたエラーメッセージやエラーコードを記録します。あわせて、エラーが発生した画面のスクリーンショットを取得しておくと、システム管理者への調査依頼時に役立ちます。また、発生時の操作手順(どの画面で、どのような操作を行い、どのような入力値だったか)をメモしておくことで、原因特定がスムーズになります。
システムログの確認
Accel Studioの「アプリケーション管理」画面から「システムログ」(imtn_system_log)を確認し、ロジックフロー内でエラーや例外が発生していないかを確認します。ログに詳細な例外内容(スタックトレースなど)が出力されている場合は、フロー定義やマッピングの不備、データの不整合などを疑うことができます。ログの確認方法は「システムログの確認」を参照してください。
リクエストログの確認
Accel Studioの「アプリケーション管理」画面から「リクエストログ」(imtn_request_log)を確認し、ロジックの実行トリガとなるリクエスト(画面操作やシステム間の通信)が正しく受信されているか、パラメータに問題がないかを確認します。システムログとセットで参照することで、画面→ロジック実行→エラー発生までの流れを追跡できます。ログの確認方法は「リクエストログの確認」を参照してください。
デバッグ実行/デバッグログの確認
ロジックフローの動作や値の流れを検証するために、デバッグを実行します。原因をより詳細に特定するには、デバッグログの出力設定を有効にしておく必要があります。詳細は「ロジックのデバッグ操作(ケース別)」または「デバッグログの確認」を参照してください。
ロジック定義や入力設定の見直し
各種ログの内容をもとに、ロジック本体やパラメータの設定漏れ、マッピング抜け、条件式の誤りなどを修正します。編集作業とバージョン管理については「ロジックフローの編集」を参照してください。
デバッグ再実行
ロジックフローを修正した後は、必要に応じてデバッグの再実行と動作検証を行います。変更内容が正しく反映されているかを確認するため、フローを再度実行してください。修正がうまくいかない場合は、再度デバッグログを確認し、システム管理者に調査を依頼してください。
次のステップへ:アプリケーションのデバッグ
アプリケーションの開発時や実行時に発生する不具合の内容に合わせて、各種ログを確認した後、必要に応じて画面やロジックのデバッグを実行します。「アプリケーションのデバッグ」では、デバッグでの確認すべきポイントや公開前に行う代表的なデバッグの操作例についてケース別に説明しています。